FAQー職歴が多い、又はすごく短い場合どうすればいい?

FAQー英文履歴書を書く場合によくある質問シリーズ

職歴が多い、またはすごく短い場合、レジュメにどう書けばいい?

有料翻訳サービスをお受けしていた当時、eResumeShopのお客様から比較的よく聞かれる質問の中に、「職歴がかなり多いが、全部書かない方がいいか?」、「短い職歴やアルバイトは、どの程度書けばいいのか?」というのがありました。

もちろんこれは、応募する職種や、書類を受け取って目を通す担当者の考え方によって、答えはさまざまです。このサイトでは何度も繰り返していますが、レジュメを送る応募先に合わせて、その都度自分の応募書類を手直しするのは必須です。その時の目安となるように、職歴に記入するかどうか迷った時の為に、ここに大体のルールを書いておきたいと思います。

ここでは、何人かの採用担当者の方から直に聞いた、いわゆる、パッと見のいい英文履歴書について、ご紹介したいと思います。情報源はアメリカ、カリフォルニアの大企業の人事担当者の方々です。

まず第一に、職歴にブランクがないのが好まれるそうです。(これは個人的にはちょっと意外な回答でした!)そして、転職回数がとても多い場合は、過去5年分くらいの職歴を書き、それ以上古いものは思い切って省いてしまってもいいとのことでした。

ただ、これも応募しようとしている職種にとても関連した職種の経験であったり、そのものずばり同じ職種の経験がある場合は、例えものすごく古いものでも、書きたくなりますよね〜。ただそれを書くことによって、ギャップが生まれないように、仕方なく全部の転職経験を書いて、紙が何枚にもなってしまう場合は、やっぱり書かないでおきましょう。(こういう時は、職歴としては書かないで、レジュメ内にスキルのセクションを設けて、うまく短くまとめて入れてみましょう。これは別の機会にやり方を説明します。)

では、その書きたいものだけ書いて、書きたくないものは省くというやり方はどうか?これは、大きなブランクを作らず仕上げられる場合にのみ、一番良い方法です。

短い職歴や、アルバイトなどは書くべきか、に関してですが、期間が6ヶ月以上であれば書いていいと思います。特に、職歴が少ない、短い、又は新卒の方は、たっぷり内容をふくらませて書きましょう。バイト、正社員、派遣などの雇用の形態は、アメリカでは採用の際に全く気にしませんので、アルバイトだからといって、特に履歴書に「アルバイト」等と明記する必要は一切ありません。

要点をまとめますと、職種が統一されていて、過去5年くらいに大きなブランクがなく、何をしていたのかがはっきりぱっと見でわかる履歴書が好まれるようです。そのため、レジュメの枚数もテクニカル系でない方は、できるだけ1枚、ないしは2枚にはおさめたい所です。(IT系の人は、必ず別紙でハードとソフトのスキルシートを添えましょう)

どう工夫しても職歴に大きなブランクができてしまう場合

どうしても大きなブランクができてしまう、、、その場合は、そのブランクの期間、あなたが何をしていたかの質問に対する答えを、面接の日に備えて、しっかり準備しておきましょう。たとえ特に理由がない場合でも、何かを勉強していたとか、図書館通いをして〇〇のリサーチをしていたとか、ボランティアに従事していたとか、充電期間としてたくさん旅行をしていたとか、何かしら前向きな過ごし方をしていたという印象を与えてください。必ずしも前向きな理由じゃなくても良い場合もあります。例えば、家業の手伝いをしていたとか、家に病人が出て介護をしていたとか。要するに、何もしないでいた、と思われないようにすることが重要です。

職歴の年号などで嘘をついてはいけませんが、例えば習い事や英会話学校などに行ったことがある方は、そのブランク期間中に行ったことにするくらいは、嘘も方便です。 😆

レジュメの中で、何年何月〜何年何月 フリーランスで〇〇として働いていた、というやり方もおすすめです。例え受注した仕事がたった一件でも、その期間トライしていたなら嘘ではありませんから。

繰り返しますが、履歴書をパッと見た時にある、謎のブランクを企業は嫌う傾向にあるようです。やはり常に何かをしていた人を、採用したいですよね。書類で落とされないようにするためにも、ギャップの目立たない英文履歴書を用意しましょう。

まとめ

時系列で書く、一般的なクロノジカルレジュメに対して、年号を隠せるファンクショナルレジュメという手法もあります。高齢で職歴が極端に多い方にも良い方式です。これは、また別の機会にご紹介しますね。

とりあえず、面接まで行かないと先に進めませんので、自分の作った英文履歴書を、客観的に第三者の目で見るようにし、その人物に会ってみたいかどうかを考えてみてください。

日本で外資系企業に応募する場合、日本語と英語の履歴書を両方とも提出する場合がほとんどです。
英文履歴書でせっかく工夫して書いた内容、日本語の履歴書でも同じ内容で書くということを忘れずに。職歴に関しては2つがマッチしていないといけません。注意してくださいね。

日本語の履歴書は、最近は色々な書式で専用紙が売られています。書き方の手引書と、大型封筒まで付いていたりと、便利ですね。

では、みなさん、がんばれ〜!!Good Luck!!