コロナ禍で、すぐにそのまま使える英語メール、英語表現集

長く続くパンデミックですが、各国での感染者の数や、ワクチン接種率の違いはあれど、コロナが人間にもたらした働き方、仕事の仕方への変化は、どこでも非常に大きなものだったと思います。当たり前だと思っていた日常が、当たり前ではなくなってしまいました。

そこで、今回は、今現在のアメリカで日々飛び交っている、コロナ禍ならではの英語表現をお届けしたいと思います。英会話にも、英語のメールにも使えますので、是非参考になさってください。今までは思いつきもしなかった、使う必要もなかった英語の表現ですが、今ではすっかり日常会話の頻出表現になっています。

目次

  1. コロナ禍の就活&ビジネス
  2. コロナ禍の求人広告の見方、サーチの仕方
  3. ワクチン接種は済んでる?


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コロナ禍の就活&ビジネス

例えば、今まさに就活中のあなた、レジュメを送った後、見事に書類審査を突破して、以下のような電話が来たとします。

電話の相手:Thank you for submitting your application to ABC Inc. We were impressed by your background and would like to interview you.

<日本語訳>
電話の相手:ABC社へのご応募ありがとうございました。あなたの経歴に好印象を受けました。つきましては面接をさせていただきたいと思います。

この後、あなたが、Thank you for the invitation to interview. I appreciate the opportunity. とかなんとか言った後に、あなたが次に聞きたいのは、これです。

あなた:Is it going to be in person? または、Is it going to be virtual?

<日本語訳>それ(面接)は、実際そちらに伺ってという形ですか?または、オンラインでしょうか?(ビデオ会議でしょうか?)

コロナ禍頻出表現、語句1 in person, virtual, via Zoom, by MS team, などなど.

in person 直接、直に、これは実際そこに行って、直接会ってという意味です。この他、via Zoom (ズームで)または by Zoom(ズームで)、by MS team (MS teamで)などなど、面接に限らず、社内の会議もパソコンやモバイル端末を使って行われることが多いですよね。
「オンライン」という日本語に訳してはみたのですが、英語でonlineとそのまま言っても通じるとは思いますが、virtualがより一般的に使用されています。

■サンプル英会話
Aさん:We are going to have a team meeting this afternoon.

Bさん:In person?

Aさん:It will be by Google Hangout. I will send you the link and the detail as soon as I can.

<日本語訳>
Aさん:今日の午後、チームミーティングするよ。
Bさん:直接会って?
Aさん:グーグルハングアウトで。リンクと詳細を、なるべく早く送るようにするよ。

次に、オフィスビルや商業施設などを訪れた時、やたら目にする看板や貼り紙などが以下です。

■貼り紙やサインのフレーズ
Face coverings required.
Face masks required beyond this point.
No face mask no entry.
No entry without a mask.

上記は全て、マスク、ないしは顔を覆うものを使用していないとこの先入れないという警告のフレーズです。
ビルやお店の入り口にある、どれも看板や貼り紙に書かれている特殊なフレーズなので、例えばこれが会話なら、Face masks are required.とareをつけないと本来は間違いですが、このように表記できるわけです。

求人広告の見方、サーチの仕方

コロナ禍で仕事をする場合、在宅勤務、いわゆるテレワークになった方も多いと思います。このテレワークという日本で使われているカタカナ表現、おそらく英語のteleworkから来ていて、それ自体は間違いではありません。ですが、今まで普通に会社に出勤していた人が、コロナ禍において在宅で仕事をするようになった場合に使われるのは、通常はremote workと言います。実はteleworkとremote workには厳密に言うと意味に違いがあるのですが、今回はコロナ禍で使える英語便利表現の記事なので、長くなる説明は割愛します。(別の記事で機会があれば説明しますね!)

さて、このパンデミック中に就活されている方は、外資系もしくは海外の英語の求人広告で、今まではあまり見られなかった表現が最近頻繁に使われていることに気づかれているかもしれません。それが、コロナ禍によるそのポジションの働く場所や形式、その企業の今後の働き方プランなどです。

コロナ禍頻出表現、語句2 remote, on site, ○○% on site, occasinally commute to the office

求人広告の中に、見られるようになった単語やフレーズです。

remote(在宅勤務、または、どこにいても良い遠隔勤務)
on site(現場で、会社で)
○○% on site (○○%は会社に出向く、出勤する)
occasinally commute to the office(時々オフィスに出勤する)

ここシリコンバレーも今は過渡期で、感染者数の減少によって、100%リモートだった人達が、週一で会社に出社、この秋9月から週2日出社、今は100%在宅で来年の4月から通常通り、などなど、企業によってそれぞれです。就活サイトなどに掲載される求人広告の中にも、これらが明記され始めています。

■サンプル英会話
HR: This is going to be a remote position. However, it is required to attend on-site training for the first 2 weeks. Would it be okay for you?

Aさん: Yes, that would work for me.

<日本語訳>
人事:これは在宅勤務のポジションですが、入社後最初の2週間は現場でトレーニングに参加していただく必要があります。そのことは大丈夫でしょうか?
Aさん:はい、それで大丈夫です。

そして、求人広告をサーチする時ですが、普通は職種名や勤務地など、サーチキーワードに入れると思いますが、在宅を希望する場合には、職種名やスキルとともに、上で紹介した、remoteと入れて検索してください。その場合は勤務地は例えばアメリカ全土ならUnite Statesと入れてもいいですが、何も入れる必要はないです。すると海外も含めてremote職がたくさんヒットします。リモートであれば、どこにいてもできるので、選択範囲が広がって、中々自分の家から通える範囲では出てこないような面白い仕事が見つかったりします。時差だけは気をつけないといけませんが。

ワクチン接種は済んでる?

最後に、コロナのワクチンについて。コロナ禍ならではの英会話を語る時、この話題ははずせないでしょう。こちらの日常会話になっている、そのまますぐ使える例文を挙げてみます。

I am fully vaccinated. (私は、コロナワクチン接種済みです。)
このようにfullyと入れることによって、完璧に終わっている、2回接種の2回目も終わっているというニュアンスを加えています。一回だけ受けた人は使えません。それから、実は2回とも終わっていると、すぐこう言う人が結構いるのですが、本当は厳密に言うと2回目接種後に2週間以上経っている人が使える表現です。

I just took the first Pfizer vaccine. (私は一回目のファイザーのワクチンを打ったばかりです。)
このシンプルな英語からは、今日を含めて、つい最近接種したという意味になります。まあ、過去数日以内に接種したのであれば言える表現です。

I am worried about the side effects after getting the second shot today. It’s been only 5 hours since and so far so good, though.
(今日2回目を接種して、副作用が心配です。まだ打ってから5時間しかたってなくて、今のところは全然大丈夫ですけどね。)

Do I still transmit the virus if I have had the COVID-19 vaccine? (コロナワクチンを接種済でも人にウィルスを移すことはありますか?)

I overheard that he is suffering from lingering symptoms after covid recovery. (彼、コロナから回復した後の後遺症に悩まされているって耳にしたよ。)
日本語の「後遺症」にあたる英語はいくつかあるのですが、コロナ陽性中に出た症状が、回復してもダラダラと続く場合に、lingering(長引く)という言葉を使って表したりします。

Post-COVID conditions (コロナの後遺症)もよく目にします。

Some Are Hesitant to get the COVID-19 vaccine. (COVID-19ワクチンの接種を躊躇する人もいます。)

コロナ禍の英語、いかがでしたか?もっとこういう表現が知りたいというようなご意見がありましたら、コメントからお知らせください。

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