シリーズ第五話 ボブの就職活動 エピソード5

「ボブの就職活動」 エピソード5
今回は面接で手ごたえあり!

▼今週の状況▼
エントリーレベルのプログラマー職への面接です。異業種での経験が、今回はかえって役に立ったようです。

◆シーン22◆

Bob’s job hunting – Series Episode 5

B: Bob
I: Jake Saunders, Interviewer

I: I’m Jake Saunders, Manager of Application Development here.
B: Nice to meet you Jake. My name is Bob Jones.
I: Let’s get this interview started. I don’t have much time.
B: Ok. Shoot.
I: Let me just look over your resume a minute.
B: Most of my experience is in Marketing. I’m here because I want to return to my programming roots.
I: Excellent. This is an entry level position for a programmer to work in our Marketing department.
B: I think that I would be an ideal candidate for the position then. I have a marketing background and I’m an entry-level programmer.
I: What languages are you familiar with?
B: C++, C#, and Java.
I: This job will use C#, so that should work. When would you be available to start?
B: I have to give 2 weeks notice to my current employer.
I: I think that you would be a good fit for this position. Let me speak to our HR department. I think we can have a formal offer to you by the end of this week.
B: That sounds great! Thanks!
I: No problem. I’ve interviewed about 10 people so far and you are the first who had any marketing experience.
B: Do you validate parking?

◆シーン22の解説と、アメリカでの面接の常識◆

★Let’s get this interview started. I don’t have much time.
第四話で出てきたフレンドリーな面接官とは違って、無駄のないタイプの人ですね。もちろんアメリカでも日本でも色々なタイプの人がいるわけですが、エピソード4のように、カジュアルなスモールトークから始めて、実際の面接に入っていく場合の方がもっと一般的なような気がします。

★Ok. Shoot.
これは、言葉通りだと「オッケー、撃って」という意味ですが、ここでは「質問をどうぞ」、「準備はできているので、どこからでもどうぞ」というような意味になり、この面接官のようにチャキチャキとした方に対して使うにはぴったりな返事です。

★ideal candidate
(訳)理想的な候補者

★I have to give 2 weeks notice to my current employer.
職種にもよりますが、退社予告は正社員であっても大体二週間前というのが一般的です。日本の常識からすると、ちょっと急な感じがしますね。それから、その会社の景気があまりよくない場合など、退社予告をした瞬間、「2週間と言わず明日から来なくていいよ。」とか「それなら2週間じゃなくて後2日だけ来て辞めてください。」なんて言われてしまうケースも少なくないようです。ま、会社としても、もう辞めると分かったからにはそんな対応になってしまうのかもしれません。

★Do you validate parking?
validateは「有効にする」という意味で、parkingを有効にする、すなわち日本風に言うと「駐車券にスタンプを押してもらえますか?」という感じでしょうか。ボブはこの企業の入っているビル内の、又は隣接した有料駐車場に駐車したので、この企業が承認すれば無料になるかと思い聞いたわけです。よくデパートなどで、そこで買い物をすると二時間まで駐車料金無料なんていうのがありますよね。それと同じです。
まあ、面接の感じで気に入られたからといっても、ちょっとpushyな(厚かましい)感じがするので、私は個人的にはこの質問をするタイプではないですが、する人も結構いますし、別に失礼ではないです。また、相手の企業の方から、We can validate. Do you have a parking ticket? なんて聞いてくれる人もいます。

<余談>
アメリカ在住で読んでくださっている方が結構いらっしゃるので、私が最近知った情報を一つ。空港の中のお店(フードコートとか土産物屋さんとか)が結構Validateしてくれるんですね〜。空港のパーキング代はバカにならないじゃないですか。で、誰か知人を空港にお迎えに、またはお見送りになんていう時、そこでその知人とお茶でも飲めば駐車場がただになるわけです。サンフランシスコ空港がそうでした。会社で皆に教えたら、意外にも誰も知らなくて喜ばれました。私のpushyな(笑)知人がフードコートのカウンターで声を張り上げて聞いた結果、わかった事実です。まあ、どこもそうかどうかはわかりませんが、まさにAsking is free.ですね。

◆シーン22の全訳◆

ボブのジョブハンティング – シリーズ、エピソード5

B: ボブ
I: ジェイク・サンダース、面接官

I: 私がジェイク・サンダース、アプリケーション部の部長です。
B: お会いできてうれしいです、ジェイク。私はボブ・ジョーンズです。
I: さっそく面接を始めようじゃないですか。私はあまり時間がないんでね。
B: 結構です。何でも聞いてください。
I: まずちょっと履歴書をざっと拝見しますね。
B: 私の経験のほとんどはマーケティングなんです。実はプログラミングのルーツに戻りたくて、今日御社に伺いました。
I: それはすばらしい。これはうちのマーケティング部内で作業をする、エントリーレベルのプログラマーのポジションなんですよ。
B: それなら、私は理想的な候補者だと思います。私はマーケティングのバックグラウンドがあり、かつエントリーレベルのプログラマーです。
I: 言語は何に詳しいですか?
B: C++とC#とJavaができます。
I: この仕事はC#を使うのでばっちりですね。いつからスタートできますか?
B: 現職の会社には、二週間前に退社予告を出す必要があります。
I: 君はこのポジションの適任者だと思います。まずはうちの人事と話をさせてもらいますね。多分、今週末までには正式なオファーが出せると思います。
B: うれしいです。ありがとうございます!
I: それはどうも。今のところ10人面接したんですが、ちらっとでもマーケティングの経験があったのは君が始めてです。
B: あの、パーキングのスタンプは押してもらえますかね?

いかがでしたでしょうか?前回の苦い経験から一転して、今回はご縁がありそうな良い機会に恵まれたボブ君、それもこれも、諦めずにジョブハンティングを明るくポジティブに続けているからこそだと思います。次回に続きます。。。