トラブル回避の英会話シリーズ やっかいな同僚 エピソード3

トラブル回避の英会話シリーズ、「やっかいな同僚」の第三話です。前回までのエピソードをお読みになりたい方はエピソード1エピソード2をどうぞ。

▼前回までのあらすじ▼

真隣で大きな音でラジオを聞く同僚アリソンにボリュームを下げてくれるよう頼んだリンダですが、とても感じ悪い態度で拒絶されてしまいます。その夜、家族に相談すると、上司に話した方が良いかもしれないとアドバイスを受けます。

やっかいな同僚 エピソード3
対策を考える

▼状況▼
嫌がらせをする同僚アリソンへの対処として、夫のスティーブは直属の上司をすっ飛ばしてその上に話を持っていくよう、リンダに勧めています。

◆シーン27◆

Problem co-worker – Episode 3
L: Linda
S: Steve, Linda’s husband

<Linda and Steve are at the dining table.>

L: What plan of attack do you recommend? My manager’s boss is a Vice President.
S: Well, we have to be careful here. We need to make sure that whatever you tell the Vice President is in strict confidence.
L: How can I do that?
S: When you make your appointment with the Vice President, state that it is for a personal problem that you need to discuss with him. And when you finally meet him, ask him to keep everything you tell him confidential. That includes not telling your boss.
L: Do you think he won’t tell?
S: If he says he won’t tell, then I don’t think he will. I don’t think he would risk a lawsuit. If he won’t agree to keep everything you tell him a secret, then cancel the rest of the meeting.
L: Ok. I’ll make an appointment tomorrow.

◆シーン27の解説◆

★What plan of attack do you recommend?
<訳>どういう戦法で行くべきだと思う?
“plan of attack”は直訳すると「攻撃の計画」となりますが、中々かっこいい表現ですので是非使ってみてください。この文を平凡な言い方にすると、
What kind of approach do you recommend?
となります。

★in strict confidence
<訳>極秘に
単なる「秘密に」、ではなく”超~”内密にしたい時に使ってください。

★risk a lawsuit
<訳>訴訟になりそうなことをする
訴えられるかも知れないリスクを承知で行動を起こすという意味です。こなれた口語風の言い回しです。 長めに言うと、
take a risk that might result in a lawsuit
となります。ここアメリカでは使用頻度大かもしれません(笑)

★Vice President
<訳>部長、本部長、部署の責任者、等
「副社長」ではありません。Vice Presidentはある部門を任されて仕切っている人のことで、 米企業ではこの役職の人が同じ社内に何人かいます。
小さな会社の場合は、Presidentのみで、Vice Presidentが一人だけいるということはめずらしいです。
「副」の意味で使うときは、ご存知「副大統領」です。

◆シーン27の全訳◆

「やっかいな同僚」。 エピソード3
L: リンダ
S: スティーブ、リンダの夫

<リンダとスティーブはダイニングテーブルに座っています。>

L: どういった戦法で攻めたらいいかしら? 私の上司の上は部長だけど。
S: そうだな、ここは慎重に行くべきだよ。上に何を言うにしても必ず極秘にすることだ。
L: どうやって?
S: 部長とアポを取る時に、個人的な問題で彼と話したいって伝えるんだ。で、会った後、話すこと全てを秘密にしてもらうように頼む。それには君の上司に話さないってことも含まれる。
L: 部長は秘密守ってくれると思う?
S: 秘密にすると言ってくれたなら、守ってくれると思うよ。後で訴訟になるようなことはしないと思う。もし極秘でってことに同意してくれない場合は、その場で話し合いは終わりにするんだよ。
L: 分かった。明日アポ取ってみるわ。

<続きをお楽しみに・・・.>

やっかいな同僚 エピソード4 「友達の的確な助言」を読む

 

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