同僚のマイク、日本語を習い始める。

<状況>
カリフォルニア、夕方のオフィス。忠志とマイクが立ち話をしています。
マイクは日本語に興味があるようです。

<シーン2>
Mike: M
Tadashi: T

M: I’ve started studying Japanese language. I am actually taking a class now after work.
T: Really?! I didn’t know that. Why suddenly?
M: I just thought it would be helpful to deal with Japanese clients if I knew some Japanese. And personally I was interested in learning another language.
T: That’s good. We sometimes get phone calls from Japan for purchase inquiries.
M: Oh, that reminded me of something. Did you take care of the purchase order issue we talked about earlier today?
T: Yes. It’s all fixed up.
M: Good. I guess I’ll be taking off now. See you tomorrow.
T: Ok. See you tomorrow…… You know, in Japan, when someone leaves for the day, they say “Osakini shitsureishimasu”
M: What does that mean?
T: It literally means “sorry I am leaving before you.”
M: Oh… Ok.. Then I’m sorry I’m leaving before you. See you tomorrow.
T: Ha ha ha.

<解説>
★personally
個人的に、自分自身で、

★That reminded me of something.
<訳>それで思い出した。
~remind me of ~: ~は~を思い出させる、~は~を気づかせる

便利なフレーズです。相手が言ったことで、急に何かを思い出したときにとっさに「ちょっとそれで思い出したんだけど」という意味で使います。
これを言った後に、具体的に何を思い出したのか話すと自然です。ここでは、思い出した内容が一言で言える簡単なことでないのと、急に思い出したので、something となっています。

<その他の例>He reminds me of my younger brother.
<訳>彼って、私の弟を思い出させるんだ。
彼の顔、又はとる行動、性格などが弟を思い出させるという意味です。

★take care of~
~の面倒を見る、~を引き受ける、~を処理する、
<例>It’s taken care of.
<訳>それに関しては処理済です。

★fixed up
うまく処理された、万事片付いた
典型的な日常米口語表現です。

It’s fixed up. と It’s taken care of. の大きなニュアンスの違いは、fixed up は「うまく、物事が理想的な状態で片付いた」という意味を表し、taken care of の方は、ただ単に「処理済」「片付いた」で、結果や成り行きの善し悪しは意味に含まれていません。ですので、taken care of は場合によっては「悪い結果だったけど、とにかく終わった」ことにも使えるわけです。会社で、頼まれた仕事の進行状況を聞かれた時など、「終わりました」という意味で使えるこの二つの表現、うまく使い分けてみてください。

★take off
去る、出発する、テイクオフする
飛行機が離陸するときによく使いますが、その場から人が去る場合も使えます。
I am leaving. (帰ります。出発します。行きます。)と全く同じ意味です。

★literally
文字どおりに、そのままに、

<全訳>
M: 日本語の勉強始めたんだ。実は今、仕事の後にクラスをとってるんだ。
T: 本当に?!へぇ知らなかったよ。なんでまた急に?
M: 日本のクライアントとのやり取りに、僕がいくらか日本語知ってたら役に立つだろうと単純に思ったんだ。それに、個人的に外国語を習うのに興味も
あったし。
T: それはいいことだね。購入の問い合わせで、たまに日本から電話くるしね。
M: あっ! 購入問い合わせで思い出したよ。君、今日の早い時間に話した、例の購入申し込み問題については処理した?
T: ああ、ばっちり片付いたよ。
M: よかった。じゃ、僕はそろそろ帰るとするか。また明日な。
T: うん、また明日。あっ、知ってる?日本では、誰かが帰るときに「お先に失礼します。」って言うんだよ。
M: それってどういう意味?
T: 文字通り直訳すると、「すみませんが、貴方より先に帰ります。」かな。
M: へぇ。わかった。じゃあ、すみません。貴方より先に帰ります。また明日。
T: ははははは、、、(笑)

いかがでしたでしょうか(^^)。日本語特有の表現である、「お先に」、「いただきます」「お疲れ様」など、アメリカ人に説明するのは便利なスモールトークのネタになります。向こうもよく知っていて、私もよく尋ねられます。

最後にアメリカの職場でよく使うフレーズをまとめた良い本がありますのでご紹介しますね。ビジネスと言ってもあくまでも「会話」というところに重点を置き、社内、社外、出張時など、シチュエーションに分けてうまくまとめられていておすすめです。
 ビジネスで1番よく使う英会話