アメリカ入国審査で「携帯しまえ!」と怒鳴られた話 〜イミグレエリアのマナーと注意点〜

2025年6月、一時帰国を終えてサンフランシスコ空港(SFO)からアメリカに戻った際、入国審査エリアでちょっと驚く出来事がありました。
今回はその体験をもとに、「イミグレエリアではスマホをどう扱うべきか?」という注意点と、SFOの最近の入国審査レーンの様子をお伝えします。これからアメリカに戻る在米日本人の方、旅行でアメリカを訪れる方の参考になれば幸いです。

📱入国審査中、突然響いた「Put your phones away!」

入国審査エリアに入ってすぐ、ある一角で大きな声が響きました。

「Hey! Put your phones away!! In your pocket! Now!!」

声の主はイミグレーションのオフィサー。MPC(Mobile Passport Control)アプリのレーンの先頭にいた数人がスマートフォンを操作していたのを見て、一斉に怒鳴ったのです。

その場にいた人たちは驚いて固まってしまい、スマホを片手にまさにフリーズ状態。オフィサーはさらに強い口調で何度も繰り返し怒鳴り、ついには立ち上がって制止に向かおうとしたほど。慌ててスマホをしまう人たちの姿が印象的でした。

実はこのとき、私はちょうどGlobal Entry(グローバルエントリー)の面接を受けていた最中で、そのオフィサーが突然怒鳴ったため、何事かとびっくりしてしまいました 😰

📵なぜイミグレでスマホ使用がNGなのか?

アメリカの入国審査エリアでは、携帯電話の使用は禁止されています。

理由は主に以下の通りです:

  • セキュリティ確保:不審な撮影や通信を防ぐため
  • 混乱防止:係官からの指示にすぐ対応できるようにするため
  • プライバシー保護:他の渡航者の審査情報が漏れるのを防ぐため

たとえMPCアプリを利用していても、エリアに入る前に操作を終え、スマホはすぐしまうのがマナーでありルールです。違反した場合、厳重注意・別室送り・機器の確認や没収など、思わぬトラブルにつながることもあるのでご注意ください。

今どきは「待ち時間=スマホタイム」がすっかり定着していますが、アメリカの入国審査エリアではその感覚は通用しません。特に最近のアメリカの情勢もあり、ちょっとした行動が思わぬトラブルにつながることも。旅慣れている方ほど、あらためて慎重に行動したいところです。

詳しいルールについては、米国税関・国境警備局(CBP)の公式サイトをご覧ください。

💡MPCアプリを使うなら、操作は「入国審査エリアの手前」で!

MPCアプリを使うと、通常よりスムーズに入国できることもありますが、操作するタイミングが大切です。

アプリでは、飛行機到着後4時間以内に入国情報を入力する必要がありますが、これは入国審査のエリアに入る前に済ませておくことを強くおすすめします。

SFOの場合、到着後は長い通路を進み、途中でトイレなどを挟んでから入国審査エリアへ到達します。この通路の途中などでアプリ操作を済ませ、審査エリアではスマホをしまっておきましょう。

MPCの使い方や注意点については、こちらのCBP公式ページが参考になります。

✈️SFOの入国審査レーンの構成と混雑状況(2025年6月)

今回のSFO到着時の様子をレポートします。

入国審査エリア入口では、明確にレーンが分かれていました:

  • Visitors(外国人旅行者)
  • U.S. Citizens & LPR(米国市民および永住者)
  • MPC App
  • EoA(Enrollment on Arrival:グローバルエントリー面接用)

事前の情報では「面接希望の場合は通常の入国審査官に伝える」とされていましたが、実際には最初からEoA専用レーンが用意されていました。このレーンに直接進むことでスムーズに面接を受けられます。

当日はというと、市民のレーンは大混雑!一方で、MPCアプリとEoAのレーンには一人もおらず、空いていました。
グルグルと列を仕切る布テープの通路を抜け、面接カウンターへ進むと、すでに一人の女性が面接を受けており、私がその次でした。面接自体は非常にスムーズで数分で完了しました。

✅まとめ:イミグレでは「スマホはしまう」が鉄則!

アメリカ入国時のイミグレーションでは、スマートフォンの扱いにはくれぐれもご注意を。
とくにMPC利用者は、「アプリを使ってるだけなのに怒られた!」というケースも多いため、操作は早めに、そして入国エリアではスマホを出さない、これが基本です。

SFOではEoAの導線も整備されており、グローバルエントリーの面接もスムーズでした。
一時帰国からの帰国時や旅行でアメリカに来られる際の参考になれば嬉しいです。

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陽気なオバチャン
この記事は、陽気なオバサマ in USA が書きました!
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