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サンフランシスコでおきた飼い犬による殺人事件と陪審員

この殺人事件の裁判の話をご存知ない方のために、補足しますね。
今日のスキットが理解しやすくなると思います。

去年の一月にサンフランシスコで一人の女性が凶暴な犬二匹に襲われ
飼い主の見ている目の前で噛み殺されました。
飼い主は夫婦で二人とも弁護士。
犬は二匹で、近所ではその気性の荒さはもっぱら有名でした。
当時33歳のダイアンさんは、自分の住むアパートの敷地内を歩いていて
この夫婦の部屋の前を通りかかったところ、前にいた犬二匹に突然
襲いかかられ殺されたというのが事件です。
現場には妻の方が犬と一緒にいて、夫は外出中でした。
裁判では二人とも有罪になり、妻は殺人罪、外出中だった夫は
過失致死罪になりました。
カリフォルニアでは初めて、飼い犬が人を殺してその飼い主の人間達
が罪を問われたケースで話題になりました。
事件後のメディアによる報道が大きく、飼い主が責任をとるべきで
遅かれ早かれ惨事になるのは目に見えていたはず、との世論が一気に
高まりました。
日頃からわざと犬達を攻撃的になるように訓練していた事実や、事件後
のひらきなおった態度、白人至上主義を唱えるギャングのメンバーとの
関わりなどが繰り返し報道された上、二人ともが弁護士だと言う事実と、
被害者の女性がレズビアンの女性であったことが更に拍車をかけて
この夫婦はサンフランシスコ一番の嫌われ者になりました。
<注:サンフランシスコはゲイ(同性愛者)の人達が集まるリベラルな
街としても知られています。>

これらのことから、サンフランシスコ内で偏見を持たない陪審員を探す
のが難しいと判断した裁判所が、裁判官から書記から検察から全てを
出張させて、ロスで陪審員を集め、ロスで裁判を行ったのでした。
そのためにかかった費用がこの9月16日付けの新聞に公開されたので、
アメリカンオフィスでは今日のスキットのような会話があちらこちら
であったわけです。
そしてこれに追い討ちをかけるような出来事が・・・

陪審員が全員一致で殺人罪で有罪と判断して、判決が下りてから数ヵ月後、
殺人罪を証明する十分な証拠を検察側が用意していないとして、同じ
裁判官がこの判決をなんと覆し、この妻の方にも過失致死を言い渡した
のでした。(裁判官が陪審員が出した結論に、異議を唱えることが
できるのをリィも今回初めて知りました。)
こうなってくると、もう一度裁判のやり直しも可能だそうで
そうなると、今日のスキットの中のベロニカじゃないですけど
また税金が・・・・・

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